花粉症は食事で変わる?花粉症だけではない「ヒスタミン不耐症」の可能性〜栄養士のColumn Vol.157
春になると多くの人を悩ませる花粉症。
くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどのツライ症状は、花粉に対する免疫反応によって引き起こされます 。
しかし最近、この症状を悪化させる要因として「食事」が深く関係していることが注目されています 。
その鍵を握るのが、「ヒスタミン」という物質です 。

ヒスタミンとは何か?
ヒスタミンは、体内で免疫反応や炎症に関わる重要な物質です 。
通常、花粉などのアレルゲンが侵入すると、体内の免疫細胞からヒスタミンが放出され、アレルギー症状が起こります 。そのため、多くの花粉症薬にはヒスタミンの働きを抑える「抗ヒスタミン薬」が使われています 。
しかし、ヒスタミンは体内で作られるだけでなく、日常の食品にも含まれていることをご存知でしょうか?
通常、食事から摂ったヒスタミンは腸内の「DAO(ジアミンオキシダーゼ)」という酵素によって分解されます 。
しかし、体質的にこの分解能力が低いと、体内にヒスタミンが過剰に蓄積され、さまざまな不調を招くことがあります 。
これが「ヒスタミン不耐症」と呼ばれる状態です 。

「ヒスタミン不耐症」の主な症状
ヒスタミン不耐症は、特定の食べ物を摂取した後や、花粉症の時期に症状が強く出やすいのが特徴です 。
- 鼻水・くしゃみ・目のかゆみ
- 頭痛や片頭痛
- 蕁麻疹や皮膚のかゆみ、顔のほてり
- 胃腸の不調(腹痛、下痢など)
- 動悸や疲労感
特に花粉症の方は、もともとヒスタミン反応が出やすいため、食事からの影響をより受けやすいと考えられています 。

ヒスタミンが多い食品に注意
ヒスタミンは、発酵・熟成・保存の過程で増える性質があります 。健康に良いとされる食品の中にも、注意が必要なものがあります 。
- 熟成食品: チーズなど
- アルコール: ワイン、ビールなど
- 加工肉: サラミ、ハムなど
- 保存食: 魚の干物、缶詰
- 発酵食品: 味噌、醤油、キムチなど
これらが一概に「悪」というわけではありませんが、花粉症がひどい時期にこれらを過剰に摂取すると、症状を悪化させる一因になる可能性があります 。

花粉症の時期に意識したい5つの食習慣
症状を和らげるために、日々の食生活で以下のポイントを意識してみましょう。
1. 新鮮な食材を選ぶ:
ヒスタミンは保存時間が長いほど増えるため、できるだけ新鮮なうちに食べましょう 。
2. 食品の偏りを減らす:
特定のものを大量に食べ続けず、多様な食材を摂ることが大切です 。
3. 腸内環境を整える:
腸の状態はヒスタミン分解能力に関わります。食物繊維を積極的に摂りましょう 。
4. アルコールを控える:
アルコールはヒスタミン分解酵素の働きを妨げる可能性があります 。
5. ビタミンCとB6を摂る:
ビタミンCはヒスタミンの分解を助け、B6は分解酵素の働きをサポートします 。
▼ 過去のコラムでも紹介しています。
花粉症を知ろう~栄養士のColumn vol.60

内側からのケアで、春を軽やかに
花粉症対策は、マスクなどの外的なガードだけでなく、睡眠、ストレスケア、そして「腸内環境を整える食事」といった内側からのアプローチが欠かせません 。もし花粉症だけでなく、頭痛や蕁麻疹、胃腸の不調などが同時に起こる場合は、ヒスタミンとの関係を見直してみるのも一つのヒントになるかもしれません。
体質は人それぞれです。食事を少し意識するだけでも、季節の不調が軽くなることがあります。花粉の季節を少しでも快適に過ごすために、日々の食生活にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

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栄養士・食育指導士・食の6次産業化プロデューサーlevel4
石原綾子
ヘルスケア分野での栄養指導、アグリビジネスのプロフェッショナル。
ミスワールド日本候補生に向けた講演会など、美や健康に特化した分野をフィールドに様々な活動を行なっている。
「食を通して心と身体を豊かにし、人と地域がつながる生き生きとした社会を実現する」を理念に掲げ2013年に、株式会社アイ・フィールドを設立、代表を務める。
各地域で野外レストランを開催する「DINING OUT」の食材TEAMや、ファッションブランドのプロジェクトに中心メンバーとして参画。
また、地域食材のPR、「健康」や「美容」に特化した商品開発プロデュース、ブランディング、コンセプト設計、食品衛生、販売促進プロモーション、研修企画運営等に携わっている。GRØNの商品開発では栄養面での監修を担当。消費者の健康に、より効果的に取り入れる方法を提案している。
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