自分の健康を守るために。定期的に健康診断を受けよう 〜栄養士のColumn Vol.125
突然ですが、皆さんは自分の身体に向き合うため健康診断など身体の検査をしていますか?
現代社会では、仕事や生活に追われて自分の健康に気を使う時間が減少しがちです。
しかし、健康は日々の生活の基盤であり、良好な健康状態を維持することは生活の質を高めるためにも非常に重要です。
健康診断や各種検査を受けることは、早期発見や予防に役立ちます。
これらの検査は、年齢や生活習慣、家族歴に応じて異なるため、自分に合った検査を定期的に受けることが大切です。
代表的な健康診断や検査の内容
以下に、代表的な健康診断や検査の内容と推奨される頻度について調べてみました。
人間ドック
人間ドックは、全身をチェックするための包括的な検査です。
一般的には血液検査や尿検査、心電図、超音波検査、胸部X線、胃カメラなどが含まれます。
生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症など)や内臓の健康状態を確認することができます。
<おすすめの頻度>
1年に1回、特に40歳以上や生活習慣病のリスクが高い人に推奨されます。
がん検診
がん検診は、がんを早期に発見するための検査です。
乳がんや子宮がん(女性向け)、前立腺がん(男性向け)、大腸がん、胃がん、肺がんなど、さまざまながんの検査があります。
<おすすめの頻度>
乳がん検診は40歳以上の女性で2年に1回、大腸がん検診は50歳以上で毎年1回が推奨されています。
がんの種類やリスクに応じて適切な頻度で受けましょう。
DNA検査
DNA検査では、遺伝子の情報を元に疾患のリスクや体質を調べます。
将来発症する可能性のある病気や薬に対する反応、栄養の吸収効率、体質に応じた健康維持方法などが分かります。
<おすすめの頻度>
家族歴や遺伝性疾患のリスクが高い場合は特に有用ですが、基本的には1度受ければ良いです。
ホルモン検査
ホルモン検査では、甲状腺機能や性ホルモン、ストレスホルモンの状態をチェックします。
これにより、更年期障害や体調不良、月経不順などの原因を特定できます。
<おすすめの頻度>
特定の症状がある場合や、更年期に差し掛かったタイミングで行うと効果的です。
腸内細菌検査
腸内細菌検査では、腸内に生息する細菌のバランスを調べ、消化機能や免疫力、肥満や腸の健康状態を明らかにします。
腸内環境は健康全般に大きな影響を与えるため、腸内フローラの状態を知ることは健康維持に役立ちます。
<おすすめの頻度>
食生活や体調に変化があった場合や、慢性的な便秘や下痢が続く場合に行うと良いでしょう。
健康診断の頻度は年齢や生活習慣に応じて調整
健康診断や検査を受ける頻度は、年齢、性別、生活習慣によって異なります。
20代や30代では、主に人間ドックや基本的な健康診断を受け、生活習慣病の予防を重点的に行います。
40歳以上では、がん検診やホルモン検査を追加し、病気の早期発見を目指します。
また、遺伝子検査や腸内細菌検査を活用することで、より個別的な予防が可能になります。
健康管理の第一歩として、自分の身体を理解する
忙しい日常の中でつい自分の身体の声を無視してしまうことがあります。
しかし、健康的な生活を送るためには、身体の変化や不調をしっかりと受け止め、その原因を探ることが大切です。
健康診断や検査を定期的に受けることは、自分の健康を守るための重要なステップです。自分自身と向き合うための大切なプロセスとして検診を受け、必要な予防措置を取ることで、より健康で充実した日々を過ごしましょう。
—————————————————
GRØNの植物性プロテインブレンドは、大豆由来のソイプロテインとエンドウ豆由来のピープロテインをタンパク源としています。
タンパク質の他、食物繊維やビタミンを多く含むスーパーフードが配合されています。
▼初めての方におススメのプロテイン▼
STARTER SET スターターキット| ウェルカムセット
栄養士・食育指導士・食の6次産業化プロデューサーlevel4
石原綾子
ヘルスケア分野での栄養指導、アグリビジネスのプロフェッショナル。 ミスワールド日本候補生に向けた講演会など、美や健康に特化した分野をフィールドに様々な活動を行なっている。
「食を通して心と身体を豊かにし、人と地域がつながる生き生きとした社会を実現する」を理念に掲げ2013年に、株式会社アイ・フィールドを設立、代表を務める。
各地域で野外レストランを開催する「DINING OUT」の食材TEAMや、ファッションブランドのプロジェクトに中心メンバーとして参画。
また、地域食材のPR、「健康」や「美容」に特化した商品開発プロデュース、ブランディング、コンセプト設計、食品衛生、販売促進プロモーション、研修企画運営等に携わっている。GRØNの商品開発では栄養面での監修を担当。消費者の健康に、より効果的に取り入れる方法を提案している。