カリウムとアルカライズで整える巡る身体〜栄養士のColumn Vol.164
今回は、カリウムとアルカライズという考え方を通して、身体の巡りを整えるヒントをご紹介します。
私たちの身体では、呼吸や食事、睡眠を通して栄養や水分が絶えず巡り、細胞も日々生まれ変わっています。この巡りがスムーズに保たれることで、身体は本来のコンディションを維持しやすくなります。
一方で、塩分の多い食生活、運動不足や睡眠不足、ストレスなどが続くと、水分バランスが乱れたり、身体が重だるく感じることがあります。
朝起きてもすっきりしない、夕方になると足が重く感じる、疲れが抜けにくい。
そんな日が続くときは、身体の巡りを意識してみるのもひとつの方法です。
そこで注目したいのが、ミネラルの一種であるカリウムと、植物性食品を積極的に取り入れる「アルカライズ」という考え方です。

巡りを支えるカリウムの働き
私たちの身体の約60%は水分でできています。水分は栄養を運び、不要なものを回収し、体温を調整するなど、さまざまな役割を担っています。
この水分バランスを保つうえで重要なのが、カリウムです。
カリウムは細胞の内側に多く存在し、細胞の外側にあるナトリウムとバランスを取りながら働いています。
しかし現代の食生活では、外食や加工食品、コンビニ食などを利用する機会も多く、ナトリウムを摂り過ぎる傾向があります。
ナトリウムが増え過ぎると、身体は濃度を調整するために水分を保持しやすくなり、むくみや重だるさにつながることがあります。
そこで役立つのがカリウムです。
カリウムには、余分なナトリウムの排出をサポートし、水分バランスを整える働きがあります。また、筋肉や神経、心臓の正常な働きにも欠かせないミネラルです。
歩くこと、身体を動かすこと、神経の情報伝達など、私たちの毎日の活動を支える重要な役割を担っています。
一方で、カリウムは汗とともに失われやすい栄養素でもあります。暑い季節や運動後はもちろん、日頃から意識して補給したいミネラルです。

植物性食品を取り入れる「アルカライズ」という考え方
身体の巡りを考えるうえで、もうひとつ知っておきたいのがアルカライズという考え方です。
アルカライズとは、野菜や果物、海藻などの植物性食品を積極的に取り入れながら、毎日の食生活を整えていくライフスタイルの考え方です。
私たちの血液や体液は、本来弱アルカリ性に保たれています。この環境の中で、細胞はエネルギーをつくり、身体のさまざまな働きを支えています。
一方で、肉類や精製された糖質、アルコール、加工食品に偏った食生活では、植物性食品が不足しやすくなります。すると身体はバランスを保つために多くのエネルギーを使うことになります。
そこで意識したいのが、植物に豊富に含まれるミネラルです。
野菜や果物、海藻、ハーブなどには、カリウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。こうした植物性食品を毎日の食事に取り入れることは、栄養バランスを整える第一歩になります。

カリウムを多く含む植物性食品
カリウムを毎日の食事に取り入れるために、特別なルールは必要ありません。
まずは植物性食品を一品増やすことから始めてみましょう。
アボカドやバナナは、忙しい朝でも取り入れやすいカリウム源です。
ほうれん草や小松菜、ケール、モロヘイヤなどの葉物野菜には、カリウムをはじめとしたミネラルやクロロフィルが豊富に含まれています。
さつまいもやかぼちゃなどの野菜は、食物繊維も豊富で、毎日の食事に取り入れやすい食材です。
また、わかめや昆布、ひじきなどの海藻類は、日本の食卓でも親しまれているミネラルを含む食材です。
味噌汁やスープに加えることで、手軽に取り入れることができます。

巡りを意識した暮らしは毎日の習慣から
身体の巡りを整えるために、特別なことを始める必要はありません。
・朝起きたらコップ一杯の水を飲む
・朝食に果物を添える
・ランチに野菜を一品追加する
・夕食に具だくさんの味噌汁を取り入れる
こうした小さな積み重ねが、毎日のコンディションづくりにつながります。
植物性食品に含まれるカリウムやミネラルを意識して取り入れることで、水分バランスや栄養バランスをサポートしやすくなります。
毎日の食事は、未来の自分への投資です。
できることから少しずつ植物性食品を取り入れ、健やかで心地よい毎日を目指してみませんか。
大切なのは、無理なく続けられることです。
忙しい日は、十分な量の野菜や果物を毎食そろえるのが難しいこともあります。そんなときは、植物由来の栄養を手軽に取り入れられる食品を上手に活用するのもひとつの方法です。
GRØNのプロテインは、植物性たんぱく質に加え、スーパーフードを配合した100%植物由来のプロテイン。バナナやほうれん草、小松菜などを使ったスムージーに加えれば、植物由来の栄養を手軽に取り入れることができます。
暑さで食欲が落ちやすい季節にも、朝食や間食として取り入れやすいのも魅力です。
毎日の食事に植物の力をプラスする習慣として、ぜひお試しください。
まずは、自分にぴったりの味が見つかるウェルカムセットから始めてみるのもおすすめです。
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栄養士・食育指導士・食の6次産業化プロデューサーlevel4
石原綾子
ヘルスケア分野での栄養指導、アグリビジネスのプロフェッショナル。
ミスワールド日本候補生に向けた講演会など、美や健康に特化した分野をフィールドに様々な活動を行なっている。
「食を通して心と身体を豊かにし、人と地域がつながる生き生きとした社会を実現する」を理念に掲げ2013年に、株式会社アイ・フィールドを設立、代表を務める。
各地域で野外レストランを開催する「DINING OUT」の食材TEAMや、ファッションブランドのプロジェクトに中心メンバーとして参画。
また、地域食材のPR、「健康」や「美容」に特化した商品開発プロデュース、ブランディング、コンセプト設計、食品衛生、販売促進プロモーション、研修企画運営等に携わっている。GRØNの商品開発では栄養面での監修を担当。消費者の健康に、より効果的に取り入れる方法を提案している。
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