Skip to content
En / Jp
タラソテラピー (海洋療法) について 〜栄養士のColumn Vol.41

タラソテラピー (海洋療法) について 〜栄養士のColumn Vol.41

「予防医療」
病気にならないカラダを作るがことが、より一層見直されているこれからの時代。
病気にならない体づくりになる、手段の中でタラソテラピーが見直されています。

海の恵みを利用し、身体のバランスを取り戻すことを目的とした自然療法のひとつ、「タラソテラピー(thalassotherapy)」は海洋療法のことを指します。

フランスとドイツではとても盛んで医療保険が適用されたことがあるほど権威と伝統がある療法です。
海は地球の表面積の4分の3を占め、昔からあらゆる生命の源であると考えられています。
現実に、人間の血漿に含まれるミネラル成分のバランスは、海水のミネラル組成とそっくりであることもわかっています。
海は、健康素材の宝庫でもあり、生命と美の象徴として扱われてきました。

タラソテラピーは、18世紀後半から19世紀初頭にかけてドイツやフランスで健康増進や予防医療の目的ではじまったそうです。
ミネラルを豊富に含む海水や潮風、海の泥、海藻類が持つ生理的・物理的作用や、海洋性気候によって生体リズムを整えることは医学的にも実証されているそうです。

タラソテラピーを医療として確立させたのは、フランスの生理生物学者のルネ・カントン氏という方で、海水と血液の類似性に研究を行い、1904年に血液濃度に調整した海水は血液と置換できることを実験で証明して、当時の医学界から絶大な支持を得ていたそうです。
フランス厚生省の定義では、「海水、海洋性気候、景観、海洋添加物(海藻・海泥)、海産物の摂取による効果を治療目的に利用する自然療法。
また、温泉療法的リハビリテーション(物理・理学療法)をはじめすべての医学的療法を取り入れたもの」とされています。

身体機能の回復・リハビリテーション・健康増進のための療法技術として発達し、最近では海藻パックや海泥、海水ミネラルを用いた美容法としても確立され、幅広い年齢層の人々に親しまれています。
海岸で海水成分の微粒子を含んだ大気を呼吸すること、降り注ぐ太陽を浴びること、海洋性の食事、海洋性文化や風土の中で一定期間過ごすことによるリフレッシュ、直接的な海水利用治療(温冷水浴や水中マッサージ、ジェットバスなど)、海水中での水中体操、海藻パックなどこれらすべてが医師の指示によって治療として行われているそうです。

このように、世界的には医学、科学的な理論に基づいたタラソテラピーがあります。
セラピーにはおおむね200種類以上の類型があるといわれていますが、大きく区分したものをご紹介します。

◆バルネオテラピー(海水浴)
海水中に含まれる栄養分や、海水の浮力、温度、抵抗、水圧などを利用した療法。

◆アルゴテラピー(海藻)
海泥には海のミネラル成分が多く含まれており、直接肌に塗ることで保湿効果や毒素の排出効果が得られることが特徴。
また、血行が良くなって代謝も高まり、泥が古い角質を吸収するため、毛穴の汚れが落ちて肌のトーンがアップするといった美肌効果も期待できます。

◆ファンゴテラピー(海泥)
ミネラルや有機物が豊富な海の泥を皮膚に塗布する療法です。
鎮静、殺菌のほか、保湿作用があり、筋肉をやわらげ、神経痛の緩和にも効果があると言われています。
また、温めた海泥を塗布すると、リンパ液、血液の流れをよくするため体内毒素の排泄につながると期待されています。

◆アリマンタシオン(食事療法)
海藻は「sea vegetable(海の野菜)」と言われる程、栄養豊富でしかも低カロリーです。
水溶性食物繊維が豊富に含まれており、血糖値の上昇を抑えることから、糖尿病の予防と改善に期待ができます。

またコンブやモズクなどに含まれるヌメヌメ成分のフコイダンは、コレステロール低下作用など生活習慣病予防、免疫力UPにも期待されています。
マグネシウム、ヨウ素、カルシウム、鉄、亜鉛などのミネラルを豊富に含みます。

また海の塩も、海藻と同様にミネラルを豊富に含んでいます。
ミネラルはビタミンとともに体の発育・代謝・生理作用をコントロールする働きがあり、細胞のバランスを維持して、神経や筋肉機能を正しく保ってくれます。
健康維持や生命活動にとってとても重要で決して欠かすことのできない存在です。
体内でミネラルバランスが崩れると、老廃物がたまりやすくなり体の不調の原因に。
ミネラル補給で、自然治癒力が高まり、基礎代謝の改善、肩凝りやむくみ解消、脂肪排出によるダイエット効果などがあると期待されています。

 

 

◆ハイドロテラピー(水治)
海水に入浴する方法は、温泉療法とも呼ばれています。
海水は保温効果が強く、海からあがっても長い時間温かく感じ、体温も冷めにくいと言われています。
ミネラルが豊富に含まれた海水につかることで、殺菌効果、筋肉の弛緩作用、自律神経や内分泌系機能を安定化する効果があると言われています。
また海水には浮力があるため、足に負担をかけずに運動ができるので、リハビリや健康増進にも効果的です。

◆ヘリオテラピー(日光)
◆アエロゾロテラピー(大気)
◆ブザマトテラピー(海砂)
海辺の美しい風景を眺めながら過ごすことで、リラックス効果が得られます。
日光浴や大気浴は、肺を強くしたり喉を殺菌したりすることもできます。
加えて、歩きにくい砂浜を歩くことで、多くのカロリーを消費できるだけでなく、足の裏が刺激されて体温の調整機能が良くなるとされています。

◆メカノテラピー(機械)
◆マソ・ネジテラピー(運動・マッサージ)
運動の刺激を活用し、身体機能の維持・向上、自律神経の調整を目的に行う療法です。
陸上、水中どちらでも行います。
サロンなどで行われるタラソテラピーの様々なマッサージもこの一種です。

このように、トリートメントや入浴、食事で海の栄養素を自分の体に取り込み、それによって体の中の毒素を外に排出したり、代謝を高めたりと、体の基本的な機能の回復や維持に役立ちます。
海水の浮力を利用した運動は、筋肉が柔らかくなり、関節の痛みなども緩和されると言われています。

また体のゆがみを治すこともできるため、背骨や骨盤がゆがんで姿勢や体調が悪くなっている方にも効果的です。
また、海洋療法の施設には、ラグジュアリーで非日常を感じさせるところも多いです。これは、普段とは違う場所で過ごすことにより、休養効果を得るためとされています。
日本では、スパやエステなどで用いられていて、海水中での水中体操、海水利用マッサージ、海藻パック、海泥パック、塩マッサージなどをして、ストレス解消、美容、生活習慣病の予防、ダイエットなどさまざまな用途に対する施設が多くあります。
また、海泥パックの商品や、バスソルト、海藻を摂り入れた食生活など、おうちでも海洋療法を行うことも可能です。
疲れた体と心を癒すために、日々の生活の中にタラソテラピーを取り入れてみてはいかがでしょうか?

藻類でもあるスピルリナが入っている、【植物性プロテインでスーパーフード配合のGRØN】も今後の製品開発で海の恵みが入ったタラソテラピーの素材にとても注目しています。

——————————————————

栄養士・食育指導士・食の6次産業化プロデューサーlevel4
石原綾子

ヘルスケア分野での栄養指導、アグリビジネスのプロフェッショナル。
ミスワールド日本候補生に向けた講演会など、美や健康に特化した分野をフィールドに様々な活動を行なっている。

「食を通して心と身体を豊かにし、人と地域がつながる生き生きとした社会を実現する」を理念に掲げ2013年に、株式会社アイ・フィールドを設立、代表を務める。
各地域で野外レストランを開催する「DINING OUT」の食材TEAMや、ファッションブランドのプロジェクトに中心メンバーとして参画。
また、地域食材のPR、「健康」や「美容」に特化した商品開発プロデュース、ブランディング、コンセプト設計、食品衛生、販売促進プロモーション、研修企画運営等に携わっている。GRØNの商品開発では栄養面での監修を担当。消費者の健康に、より効果的に取り入れる方法を提案している。

——————————————————

ABOUT US私たちについて

Embark on a journey of body and soul
With plant-based protein powders and soups

Here, we see the key to our future with food is mapped out in ancient truths.
A clear path unfolds when you meet people and spend time in the remarkable green around them.

Just like the aroma of fresh, new earth when you step off plane
GRØN is like a spark, a light in your body or the glimmer of a cityscape.

Take heart on your busiest days, knowing each sip is a step towards a brand-new you.