Skip to content
自律神経のはなし 〜栄養士のColumn Vol.36

自律神経のはなし 〜栄養士のColumn Vol.36

今回のコラムでは、以前の睡眠と免疫についてのコラムでも触れた、よく耳にする言葉「自律神経」についてお話します。
睡眠と免疫について 〜栄養士のColumn Vol.18 (前編)
睡眠の質を上げるための食事について 〜栄養士のColumn Vol.18 (後編)

私たちの体内には無数の神経があります。
からだの各部分に網の目のネットワークのように神経が広がって、カラダを正常に保つために、神経を通してさまざまな指令や情報が行き来しています。
神経は、脳や脊髄にある「中枢神経」と、全身にある「末梢神経」に大きく分けられています。
さらに末梢神経は「体性神経」と「自律神経」に分けられます。

中枢神経
脳(大脳、小脳、中脳、間脳、橋、延髄)と脊髄からできています。
大脳から脊髄までの、思考をはじめとした高次の機能をつかさどっていて、全神経の統合・支配など中枢的役割を果たしている部分でもあります。

末梢神経
末梢神経は身体の様々な働きに関わり、大きく分けて「体性神経」と「自律神経」の2つに分けられます。

1. 体性神経
「体性神経」には、知覚神経と運動神経の2つがあります。
おもに運動機能に関わる神経で、私たちが自在に手足をコントロールできるように、意図的にコントロールできる神経です。

<知覚神経>
視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚などの感覚器が捉えた情報を中枢神経に伝えます。

<運動神経>
中枢神経から出された刺激を筋肉に伝え、筋肉を収縮させることにより身体を動かします。

2. 自律神経
自律神経はさまざまな内臓器官に関わる重要な神経で、心臓や肺、胃腸、肝臓、膀胱、唾液腺、内分泌腺、汗腺、瞳孔、血管などにあります。
「今から胃腸を動かそう、肺を動かそう」など、自分で意図的にコントロールできないものを、動かす働きがあります。
自律神経には交感神経と副交感神経の2つがあり、バランスを取りながら働いています。

<交感神経>昼間の活発な状態の時に優位
基本的に緊張した状態のときに優位に活動する神経。

<副交感神経>夜間にリラックスしている際に優位
睡眠時やリラックスしている時に優位に活動する神経。

この2つの神経はバランスよく働いているのがとても良い状態です。
どちらかが活発になってしまうと以下のような症状がカラダにでてきます。

交感神経が活発になると現れる体の症状
脳の血管は収縮する、瞳孔が開く、心拍数が増える、胃腸の働きを抑制する、汗が出る 等

副交感神経が活発になると現れる体の症状
脳の血管が拡張する、瞳孔が閉じる、心拍数が減る、胃腸の働きが活発になる 等

自律神経は、体温、発汗、血圧、呼吸、心拍、胃腸の運動など無意識に調整をしていて、この調整が働かなくなると、生体内部の環境が乱れて不調をきたしてしまいます。
自律神経の中枢は脳の視床下部にあり、感情を司る大脳辺緑系と相互連絡していることから、ココロの問題も自律神経の働きに関わってくるともいわれています。
ココロとカラダの不調と密接な関連があるという自律神経の乱れの大きな原因は『ストレス』と言われています。

人間関係の悩みや不安、緊張といった精神的なものから、疲労、気温、騒音などの身体的なもの等、個人差はあるもののストレスを感じることで、体内では交感神経がコントロールする副腎皮質から副腎皮質ホルモンとアドレナリンなどが分泌されます。
副腎皮質ホルモンやアドレナリンには、血糖値上昇や血圧上昇、免疫抑制、胃酸分泌促進、覚醒などを引き起こす作用があり、交感神経を優位にする働きがあります。
ストレスを受け続けると交感神経が優位になり続けてしまうため、副交感神経とのバランスも崩れてしまい、心身の不調を引き起こしやすくしてしまいます。
また、不規則な生活習慣も自律神経のバランスを崩してしまう原因に。
睡眠不足や栄養バランスの偏った食生活、昼夜逆転の生活のような不規則な生活習慣を送り続けてしまうと生体リズムが狂い、自律神経のバランスも乱れてしまいます。

自律神経は全身の器官をコントロールするため、バランスが崩れると全身の機能に支障をきたして、さまざまな症状が出ることがあります。
だるさ、疲労感、めまい、耳鳴り、口やのどの不快感、汗が多い、頻尿残尿感、ひどい肩こり、冷え、ほてり・微熱が続く、片頭痛、便秘・下痢、手足のしびれ、動悸・息切れ・息苦しさなどのカラダの症状。
そして、ココロの症状としては、イライラや不安感、焦燥感なども現れます。

このように、ストレスや生活習慣の変化などで、自律神経のバランスが崩れ、ココロやカラダのバランスが乱れてしまう状態を、「自律神経失調症」といいます。
自律神経失調症の治療として、薬物療法や睡眠の周期を整える行動療法、カウンセリングなどがありますが、ストレスコントロールと規則的な睡眠と食事の生活習慣の改善が最も大切だと言われています。

心身の不調を感じたとき、原因は自律神経の乱れにあるかもしれません。
まずは不規則な生活習慣を送っていないか、またストレスを受けやすい環境に置かれていないかを振り返り、改善してみてはいかがでしょうか?
ストレスを軽減させるためにも、規則的な生活を送ることが非常に大切です。

睡眠と食事を意識していきたいとお考えの方に、植物性の国産プロテインGRØNの商品のお買い物はこちらから。


——————————————————
栄養士・食育指導士・食の6次産業化プロデューサーlevel4
石原綾子

ヘルスケア分野での栄養指導、アグリビジネスのプロフェッショナル。
ミスワールド日本候補生に向けた講演会など、美や健康に特化した分野をフィールドに様々な活動を行なっている。

「食を通して心と身体を豊かにし、人と地域がつながる生き生きとした社会を実現する」を理念に掲げ2013年に、株式会社アイ・フィールドを設立、代表を務める。
各地域で野外レストランを開催する「DINING OUT」の食材TEAMや、ファッションブランドのプロジェクトに中心メンバーとして参画。
また、地域食材のPR、「健康」や「美容」に特化した商品開発プロデュース、ブランディング、コンセプト設計、食品衛生、販売促進プロモーション、研修企画運営等に携わっている。GRØNの商品開発では栄養面での監修を担当。消費者の健康に、より効果的に取り入れる方法を提案している。

——————————————————

ABOUT US私たちについて

身体の中で旅をする。
植物性プロテインとスープ。

食の未来はいにしえの叡智にあり。
力強く息づく植物、人々と触れる中でこの教えに辿り着きました。

飛行機から降り立った瞬間、知らない土地の香りに出会うように、
立ち並ぶ大きなビル街に反射する光に負けないように、
GRØNはあなたの身体の中で旅をします。

目まぐるしく過ぎる日々を支えるこの一杯で、
自分本来のエネルギーを取り戻してください。