暑い夏こそ、積極的に食べたい夏野菜を紹介。 〜栄養士のColumn Vol.92
本格的に旬を迎える夏野菜
旬を迎える野菜は栄養価が高く、彩り豊かで食欲をそそります。
夏野菜には、水分やカリウムを豊富に含んでいるものが多く、身体にこもった熱を身体の中からクールダウンしてくれます。
食欲が落ちるこの季節には、見た目にも色とりどりのカラフルなビタミンカラーが食欲UPにつながることも。
このカラフルな色素は、紫外線による酸化を防いでくれる抗酸化ビタミンを豊富に含み、体内の活性酸素を除去してくれるので紫外線対策に最適です。
今回は、そんな代表的な夏野菜をご紹介します。
野菜の栄養を効率よく摂取するためのポイント〜栄養士のColumn Vol.79
トマト
赤色の成分であるリコピンには、抗酸化作用が豊富に含まれています。
リコピンは夏バテや紫外線から身体を守ってくれます。
ビタミンCやビタミンAも含まれており、免疫力の向上や健康な皮膚をサポートする効果もあります。
加熱したり、油と一緒にとると体に吸収されやすいので、トマトのスープや、オリーブオイルをかけてサラダにして食べることがお勧めです。
とうもろこし
ジューシーな甘いとうもろこしは、夏のエネルギーチャージとして最適です。
代謝を高めるカリウム・亜鉛・鉄分などのミネラルが含まれ、汗で流れてしまうミネラルを補給でき、夏バテ対策に期待ができます。
また、疲労回復のビタミンやアスパラギン酸も豊富に含まれているため、夏の暑さに負けない身体づくりにぴったりです。
ピーマン
ピーマンにはビタミンCやビタミンE、βカロテンが含まれています。
これらの栄養素は抗酸化作用を持ち、紫外線対策に効果的です。
カプサイシンが含まれており、新陳代謝を促進し脂肪燃焼を助ける効果も期待できます。
βカロテンは、疲労回復効果も持っており、夏バテ対策におすすめの野菜です。
パプリカ
ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンPを豊富に含みます。
特に、ビタミンA・C・Eは抗酸化力の強いビタミンで、夏の疲れや夏バテにとても最適です。
オクラ
ねばねば食材であるオクラは、食物繊維のペクチンが胃を整えて食欲を改善させます。
胃の粘膜を保護し、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整えます。
胃腸の働きが弱まりがちな夏に、弱った胃腸を整え、食欲を改善する効果も期待できます。
ゴーヤ
独特な苦みが特徴のゴーヤ。
その苦み成分には胃液の分泌を促して食欲を増進させる効果があります。
胃液の分泌を促して食欲を増進させる働きもあり、夏バテ予防に役立ちます。
疲労回復や抗酸化作用の高いビタミンCも豊富に含みます。
キュウリ
水分が多く含まれており、夏の暑さで脱水症状になりやすい時期には優れた水分補給食材となります。
火照った体を冷やす作用もあります。
ビタミンCやカリウムを含むため、疲労回復やむくみ改善が期待できます。
食物繊維も豊富に含まれており、腸の働きを促進し消化を助ける効果があります
ナス
体を冷やす作用があり、体の内側から余分な熱をとり、のぼせやほてりを鎮めます。
汗をかくことによって体内から失われやすいカリウムを豊富に含んでいるのでこの時期に是非食べたい夏野菜です。
カリウムは体液バランスを調整し、血圧をコントロールする効果があります。
太陽の光をいっぱい浴びて育った夏野菜は、旬の美味しさだけでなく、栄養もたくさん詰まっているため、暑い夏を元気に乗り切る上で欠かせない食材です。是非、夏の食卓に取り入れていきましょう。
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栄養士・食育指導士・食の6次産業化プロデューサーlevel4
石原綾子
ヘルスケア分野での栄養指導、アグリビジネスのプロフェッショナル。
ミスワールド日本候補生に向けた講演会など、美や健康に特化した分野をフィールドに様々な活動を行なっている。
「食を通して心と身体を豊かにし、人と地域がつながる生き生きとした社会を実現する」を理念に掲げ2013年に、株式会社アイ・フィールドを設立、代表を務める。
各地域で野外レストランを開催する「DINING OUT」の食材TEAMや、ファッションブランドのプロジェクトに中心メンバーとして参画。
また、地域食材のPR、「健康」や「美容」に特化した商品開発プロデュース、ブランディング、コンセプト設計、食品衛生、販売促進プロモーション、研修企画運営等に携わっている。GRØNの商品開発では栄養面での監修を担当。消費者の健康に、より効果的に取り入れる方法を提案している。
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