栄養素からカカオを知る 〜栄養士のColumn Vol.56
新しい年も始まり、気づけば半月が過ぎましたね。
年末年始の暴飲暴食への後悔や、寒さで調子が出ないなどのお悩みを抱える方もいらっしゃるかと思います。
そして2月には、大切な人に想いを伝えるバレンタインデーがあります。
バレンタインデーといえば、女性から男性へ、最近では同棲同士でチョコレートを贈り、日頃の感謝を伝えたり、愛を告白する日として親しまれているイベントです。
想いを伝える人達にとってバレンタインは大切な日。
体や肌を整えて、その日を迎える準備をしている人も少なくはありません。
バレンタインの贈り物としてだけでなく、日本人に広く愛されるチョコレート。
今ではカカオ〇〇%といった形で販売されている商品も多く目にする中で、希少性が高まるカカオについて。
そしてカカオが秘めた美容効果についてをお話をしていきます。
カカオがチョコレートになるまで
チョコレートの原料には「カカオ豆」が使われています。
カカオ豆は、カカオフルーツという果実の種子から取り出したもの。
そしてこのカカオ豆をローストして、種皮をめくり、胚芽を取り除き、細かく砕いてチップ状にしたものが「カカオニブ」となります。
(*ちなみに、この時に取り除いた皮をカカオハスク、胚芽をカカオジャームと呼び、カカオハスクはお茶として使ったりします。)
さらにこのカカオニブをローストして、チョコレートの香りを引き立てながらすり潰したものが「カカオマス」となります。
そしてこのカカオマスから、油脂分を抽出したものが「ココアバター」、ホワイトチョコレートの主成分となるもので、全体の50〜70%を占めるものです。
そしてこのカカオマスからココアバターを取り出したものが「ココアパウダー」、ホットココアを作るときにも使う、チョコレートの香ばしい香りを出すあのパウダーです。
スーパーフード カカオの美容や健康面のメリット
栄養が豊富で健康や美容に対する効果も高いことから、スーパーフードと呼ばれるカカオ。
そんなカカオが持つ健康面・美容面での特性があるのか、以下にまとめてみました。
エイジング効果
注目のカカオポリフェノールは、老化やさまざまな疾病の一因とされる体内の活性酵素を抑える抗酸化物質。
リラックス効果
テオブロミンという成分があり、血行を良くして緊張をやわらげる効果があるといわれています。
デトックス効果
腸内環境を整えてくれる食物繊維が多く含まれるため、便秘を解消する効果があります。
疲れやすいカラダをリセットしてくれる
カルシウムや鉄、亜鉛といったミネラルが豊富に含まれていて、体調を整えてくれます。
カカオを取り入れ、バレンタインまでに美容のケアを
GRØNのプロテインブレンド クリオロベリーズには、生産量が少なくて希少なクリオロ種のココアパウダーがブレンドされています。
クリオロベリーズのポイントは、カカオ以外にもカシス*やマキベリー*といった一見変わったベリーがブレンドされていることです。
これらは市販されているストロベリーやブルーベリーなど一般的なベリー類と比較すると、以下に示す通り、高酸化力や栄養価に優れている特徴から、スーパーフードとして広く知られているものです。
*カシスについて:
ブルーベリーやサンタベリーによく似た小さく丸い果実。
カシスとは、フランス語であり、日本語では黒房すぐり(黒すぐり)、英語ではブラックカラントと呼ばれています。
抗酸化成分として知られるポリフェノールの一種「アントシアニン」と呼ばれる青紫色の天然色素をその実に多く含んでいます。
血流を改善したり、筋肉の損傷や疲労の回復に影響があることから、目にいい影響をもたらすことがわかっています。
また、オレンジの約3倍のビタミンCをはじめ、ビタミンAやβ-カロテンを含んでいます。
さらに、若返りのビタミンとも呼ばれているビタミンEも豊富でミネラルバランスに優れたベリーです。
マキベリー:
ホルトノキ科の植物の果実で、チリ南部のパタゴニア地方に自生しています。
古くから食用や薬草として利用され、儀式の際に神様に御供えする神聖な木でもあったといわれています。
抗酸化作用、抗炎症作用や抗糖尿病効果などの働きがある「アントシアニン」を非常に豊富に含んでいます。
その他にビタミンCや鉄分、カリウムなども豊富で、とても栄養価の高いベリーです。
カカオの効果に加えて、眼精疲労の回復、血行促進、生活習慣病予防、便秘解消、抗酸化作用、免疫力アップ、老化防止、美肌・美白効果などに期待できるベリーがブレンドされたGRØNのプロテインブレンド クリオロベリーズ。
バレンタイン当日にチョコレートをプレゼントするだけでなく、自身の美容や健康管理にもカカオを取り入れてみてはいかがでしょうか?
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栄養士・食育指導士・食の6次産業化プロデューサーlevel4
石原綾子
ヘルスケア分野での栄養指導、アグリビジネスのプロフェッショナル。
ミスワールド日本候補生に向けた講演会など、美や健康に特化した分野をフィールドに様々な活動を行なっている。
「食を通して心と身体を豊かにし、人と地域がつながる生き生きとした社会を実現する」を理念に掲げ2013年に、株式会社アイ・フィールドを設立、代表を務める。
各地域で野外レストランを開催する「DINING OUT」の食材TEAMや、ファッションブランドのプロジェクトに中心メンバーとして参画。
また、地域食材のPR、「健康」や「美容」に特化した商品開発プロデュース、ブランディング、コンセプト設計、食品衛生、販売促進プロモーション、研修企画運営等に携わっている。GRØNの商品開発では栄養面での監修を担当。消費者の健康に、より効果的に取り入れる方法を提案している。
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