スキンケアとプロテイン(ソイプロテインと美肌) 〜栄養士のColumn Vol.6(本編)
<スキンケアとプロテインの関係性
今回はスキンケアとプロテインのお話です。
「最近はお肌がくすみがち」「お肌のカサつきが良くならない」「シワが目立ってきた」などの肌トラブルを抱えていませんか?毎日のスキンケアは内側からケアすることも大切です。
美容への意識の高い方は、スキンケアにプロテインが必須という方もいらっしゃいますよね。
ただ、プロテインは「筋肉が増加しそう」「ムキムキになりそう」というイメージを持つ方が多いと思います。
プロテインは英語でタンパク質を意味する言葉で、本来はタンパク質を補助するためのもの。
特に女性は食が細い方やダイエットなどで、タンパク質が不足しがちな方が多くいらっしゃいます。体からタンパク質が不足すると、肌荒れや乾燥肌を招くこともあるため、美肌を導くためにはプロテインが役立つと言われています。
美肌のPOINT:ソイプロテインと美肌
プロテインには多くの種類がありますが、特にスキンケアにおススメなのは、植物性の大豆由来のプロテイン。ソイプロテインとも呼ばれていますが、植物由来の「大豆タンパク質」がたっぷり含まれています。
イソフラボンとエストロゲン
大豆には、大豆イソフラボンが含まれています。フラボノイドの一種で、女性ホルモンの一つであるエストロゲンと非常によく似た構造をしており、エストロゲンと同じような働きをすることで注目されています。
美肌ホルモン「エストロゲン」
「エストロゲン」は肌の調子を整える美肌ホルモンです。肌の弾力に関わる細胞に働きかけ、水分量、ヒアルロン酸やコラーゲンの生成を促進させるとも言われています。お肌の若さを保つホルモンともいわれています。エストロゲンは卵巣から分泌され、初潮を迎える思春期ごろから分泌量が急激に増え始め、20代でピークとなり、30歳代後半から徐々に減り始めます。エストロゲンが減少するとお肌の水分量も減少して、お肌は乾燥します。
お肌のハリや弾力性を保つコラーゲンとヒアルロン酸が減少するため、たるみ、シミやしわが目立ちお肌は衰え始めます。このような加齢によってエストロゲンの分泌量が減少してしまうのは誰にも止められない自然現象です。
しかし無理なダイエット、過度のストレスなどによって若い人でも急激にエストロゲンが低下しているということも。
美肌のために重要なことは、女性ホルモンが十分に分泌されること。エストロゲンと似た働きをするイソフラボンは、美肌作りに欠かせない栄養素です。
次回は、GRØNのプロテインにブレンドしている、フィトケミカルを豊富に含む植物性の素材・スーパーフードと美肌の関連性についてをお話します。
栄養士のColumn Vol.6 -スキンケアとプロテイン 補足編 (フィトケミカル、ビタミンと美肌)
<関連するGRØNの製品>
プロテインブレンド グリーンモンスター 20g /320円(税別)
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Script by Ayako Ishihara
Photos by Moeko Sawada
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栄養士・食育指導士・食の6次産業化プロデューサーlevel4
石原綾子
ヘルスケア分野での栄養指導、アグリビジネスのプロフェッショナル。
ミスワールド日本候補生に向けた講演会など、美や健康に特化した分野をフィールドに様々な活動を行なっている。
「食を通して心と身体を豊かにし、人と地域がつながる生き生きとした社会を実現する」を理念に掲げ2013年に、株式会社アイ・フィールドを設立、代表を務める。
各地域で野外レストランを開催する「DINING OUT」の食材TEAMや、ファッションブランドのプロジェクトに中心メンバーとして参画。
また、地域食材のPR、「健康」や「美容」に特化した商品開発プロデュース、ブランディング、コンセプト設計、食品衛生、販売促進プロモーション、研修企画運営等に携わっている。GRØNの商品開発では栄養面での監修を担当。消費者の健康に、より効果的に取り入れる方法を提案している。
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