忙しさに追われる現代の食生活では、私たちが思う以上にミネラルバランスが乱れやすくなっています。
エネルギーやたんぱく質に比べると目立たない存在ですが、ミネラルは体の調和を支える“縁の下の力持ち”。原因のはっきりしない不調が続くとき、その背景にミネラル不足やバランスの乱れが潜んでいることも少なくありません。
本来、ミネラルは多様な食品から自然に摂取できる栄養素です。
しかし今の暮らしには、ミネラルバランスを崩しやすくする二つの要因があります。
ミネラルバランスを崩しやすくする二つの要因
① 必須ミネラルの不足
精製された食品の増加、偏った食事、外食中心の生活。
こうした食習慣により、私たちは健康維持に欠かせない亜鉛・鉄・カルシウム・マグネシウムなどの摂取量が年々減少しています。
これらのミネラルは、
・エネルギー産生
・ホルモンバランスの調整
・神経の興奮をコントロール
・骨や血液の形成
といった、生命活動の基盤を支える役割を担っています。
不足すると、疲れやすさ、眠りの質の低下、肌や髪のトラブル、情緒の揺らぎなど、日常のコンディションに影響が現れやすくなります。

② 有害ミネラル(重金属)の増加
環境や食品添加物を通じて体内に入るアルミニウム・カドミウム・鉛といった有害ミネラル(重金属)も、現代では無視できない問題です。
例えばアルミニウム。
ベーキングパウダー、加工食品、着色料、アルミ製の調理器具など、私たちの身の回りには想像以上に多く存在しています。
通常であれば排泄されますが、腸内環境の乱れやミネラル不足があると体内に蓄積しやすくなるといわれています。
ミネラル不足 × 有害ミネラル増加
この二つが重なることで、体のバランスはさらに崩れやすくなってしまうのです。
ミネラルバランスを整えるための基本習慣
1. 精製食品より「まるごと素材」を選ぶ
白砂糖よりきび糖やはちみつ、白米より雑穀や玄米、小麦製品なら全粒粉。
精製度の低い食品は、自然なミネラルを豊富に含み、体の調整力を高めてくれます。
2. 添加物の少ない食品を意識する
特に焼き菓子などに使われるベーキングパウダーは、「アルミニウムフリー」を選ぶだけでも、有害ミネラルの摂取を大きく減らすことができます。
3. 水と塩で「基礎ミネラル」を補う
・ミネラルウォーター
・にがりを含む天然塩(精製塩ではないもの)
この2つは、日常に取り入れやすいミネラル補給法。
特にマグネシウムを自然な形で補えるため、代謝や巡りをサポートします。
注目のミネラル「ケイ素(シリカ)」が支える3つの美容・健康機能
近年、ウェルネスや美容分野で注目されているのがケイ素(シリカ)。
体内に存在する量はわずかですが、その働きは非常に多岐にわたります。
① 肌のハリを支える
コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の結びつきを助け、内側からふっくらとした肌の質感を保つ役割を担います。
年齢とともに減少するため、意識して補いたいミネラルです。
② 髪・爪をしなやかに保つ
髪や爪の主成分であるケラチンの構造を安定させ、ハリ・コシ・強さを支えます。髪が細くなった、ツヤが出にくい、爪が割れやすいと感じる年代には特に重要です。
③ 骨の強さを土台から支える
骨といえばカルシウムが注目されがちですが、ケイ素はカルシウムを定着させる「土台」となる存在。骨密度だけでは測れない、しなやかな骨づくりに関わっています。
ケイ素は体内で生成できないミネラルの一つとされ、穀物、野菜、海藻など、土や水の養分を吸い上げて育つ植物性食品に多く含まれています。
玄米、雑穀、じゃがいも、海藻類、バナナなどが代表例です。
野菜の皮に多く含まれるため、皮ごと調理するのがおすすめ。過度な加熱は損失につながる可能性があるため注意しましょう。
近年はシリカ水やサプリメントでの補給も増えていますが、まずは食生活の土台を整えることが基本です。
ミネラルは「バランス」で働く
ミネラルは単独で機能するものではなく、互いに支え合って働きます。
カルシウムとマグネシウム、鉄と亜鉛、そしてケイ素。どれか一つだけを補っても、体の調和は整いません。
だからこそ大切なのは、「足りないものを補う」だけでなく「余分なものを溜めない」という視点。
日々の小さな選択が、体の声を静かに整えていきます。ミネラルバランスが整うと、気づかぬうちに体は軽く、肌はみずみずしく、心の揺らぎも穏やかに。
今日の一杯・一皿から、ミネラルバランスを見直してみませんか?
ミネラルケアで大切なのは、足すことだけでなく、余計なものを入れないこと。
GRØNのパンケーキミックスとプロテインに使用しているベーキングパウダーはアルミニウムフリー。
さらにプロテインは、栄養素を切り取るのではなく、植物をできるだけ丸ごとパウダーにする「ホールフーズ」の考え方を大切にしています。
素材そのものが持つミネラルや微量栄養素を、自然なバランスのまま。
はじめての方には、パンケーキミックスとプロテインを一緒に試せる「ウェルカムセット」がおすすめです。
無理なく続けられる選択から、内側のバランスを整える習慣を。
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栄養士・食育指導士・食の6次産業化プロデューサーlevel4
石原綾子
ヘルスケア分野での栄養指導、アグリビジネスのプロフェッショナル。
ミスワールド日本候補生に向けた講演会など、美や健康に特化した分野をフィールドに様々な活動を行なっている。
「食を通して心と身体を豊かにし、人と地域がつながる生き生きとした社会を実現する」を理念に掲げ2013年に、株式会社アイ・フィールドを設立、代表を務める。
各地域で野外レストランを開催する「DINING OUT」の食材TEAMや、ファッションブランドのプロジェクトに中心メンバーとして参画。
また、地域食材のPR、「健康」や「美容」に特化した商品開発プロデュース、ブランディング、コンセプト設計、食品衛生、販売促進プロモーション、研修企画運営等に携わっている。GRØNの商品開発では栄養面での監修を担当。消費者の健康に、より効果的に取り入れる方法を提案している。
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