NO(一酸化窒素)巡活という新しいウェルネス習慣 〜栄養士のColumn Vol.162
朝起きてもなんとなくスッキリしない。夕方になると疲れやすい。運動をしても以前ほどパフォーマンスが上がらない。
そんな悩みの背景には、体内の「めぐり」が関係しているかもしれません。
近年、健康や美容、スポーツ分野で注目を集めているのが、NO(エヌオー)と呼ばれる「一酸化窒素(Nitric Oxide)」です。
NO巡活とは、一酸化窒素の働きに着目し、体内のめぐりをサポートすることで、健やかな毎日を目指す新しいウェルネス習慣のこと。
今回は、NO(一酸化窒素)の基礎知識から、日常生活で実践できるNO巡活の方法までわかりやすくご紹介します。

NO(一酸化窒素)とは?
一酸化窒素(Nitric Oxide:NO)は、私たちの体内で自然に生成される物質です。
1998年には、その生理学的な重要性が評価され、一酸化窒素の研究に携わった研究者たちがノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
NOの代表的な役割のひとつが、血管をしなやかに保ち、血流をスムーズにサポートすることです。
血液は、酸素や栄養素を全身へ届ける重要な役割を担っています。そのため、血流がスムーズな状態は、身体のさまざまな機能を支える基盤のひとつと考えられています。

年齢とともに減少するといわれるNO
NO(一酸化窒素)の産生量は、加齢とともに減少する傾向があるとされています。
若い頃は体内で十分に作られていても、年齢を重ねることでその働きは徐々に低下します。さらに、運動不足や睡眠不足、栄養バランスの偏り、ストレスなどの生活習慣も影響すると考えられています。
こうした変化によって、疲れやすさを感じたり、手足の冷えが気になったり、運動時のコンディションが以前と異なると感じたりすることがあります。また、肌のハリやツヤなど、美容面での変化を意識する方も少なくありません。
もちろん、これらの変化にはさまざまな要因が関係しています。しかし、健やかな毎日を維持するためには、体内の「めぐり」を意識した生活習慣を取り入れることが大切です。
NO巡活は、そうした健康づくりの一環として注目されています。

NO巡活が注目される理由
NO(一酸化窒素)は、身体本来のコンディション維持を支える重要な要素として研究が進められています。
近年では、血流や酸素供給との関係性から、スポーツパフォーマンス、エイジングケア、ウェルネス、美容など幅広い分野で関心が高まっています。
海外では、コンディション管理の一環としてアスリートが積極的に取り入れていることでも知られています。近年はスポーツを行う人だけでなく、健康的な毎日を送りたいと考える一般の方々からも注目されています。
NO巡活は、無理な努力や我慢を必要とする健康法ではありません。体内のめぐりを意識しながら生活習慣を整えることで、本来のコンディション維持をサポートする考え方です。

NO(一酸化窒素)をサポートする食生活
NO巡活において、毎日の食事は重要なポイントです。
NOは、アミノ酸の一種であるアルギニンを原料として体内で生成されます。そのため、アルギニンを含む食品を意識的に取り入れることが大切です。
▼ アルギニンを多く含む食品
- 大豆製品(納豆、豆腐など)
- ナッツ類
- ごま
- 鶏肉
- 魚介類
また、ほうれん草や小松菜などの葉物野菜、ビーツに含まれる硝酸塩は、体内での一酸化窒素生成をサポートする経路に関与すると考えられており、近年注目されています。
ただし、特定の食品だけを摂取することが重要なのではありません。
植物性食品を中心に、良質なたんぱく質や発酵食品なども取り入れながら、栄養バランスの良い食生活を心がけることが、健やかなめぐりを支える第一歩となります。

今日からできるNO巡活の習慣
NO巡活は、特別なことを始める必要はありません。日常生活の中で少し意識するだけでも取り入れられます。
-
軽い運動を習慣にする
ウォーキングやストレッチなどの適度な運動は、一酸化窒素の産生をサポートするといわれています。
-
深い呼吸を意識する
忙しい毎日は呼吸が浅くなりがちです。ゆっくりとした深呼吸はリラックスにもつながります。
-
良質な睡眠を確保する
睡眠不足は身体全体のコンディションに影響します。十分な休息をとることも、めぐりを意識した生活習慣のひとつです。
-
バランスの良い食事を心がける
植物性食品や良質なたんぱく質を意識しながら、継続しやすい食生活を目指しましょう。

めぐりを整えることは、自分を整えること
私たちは日々、仕事や家事、人間関係などさまざまな場面でエネルギーを使っています。
だからこそ、ただ頑張るだけではなく、自分自身のコンディションを整える時間も大切です。
NO巡活は、体内のめぐりに目を向け、毎日をより快適に過ごすためのセルフケア習慣のひとつです。
なんとなく不調を感じるときこそ、自分自身の生活習慣を見直してみませんか。
小さな積み重ねが、未来の健やかな毎日につながっていくでしょう。
食事や運動、睡眠などの日々の積み重ねによって、少しずつ自分自身のコンディションを整えていくことが大切です。
だからこそおすすめしたいのが、まずは28日間続けてみること。
GRØNの「28DAYS Challenge」は、植物性プロテインとスーパーフードを毎日の習慣に取り入れながら、自分の体と向き合うためのスターターセットです。5種類の味を楽しみながら続けられるので、「健康習慣を始めたいけれど続けられるか不安」という方にもおすすめです。28日分のプロテインに加え、ガラス製シェイカーや計量スプーンも付属しているため、届いたその日から始められます。
めぐりを意識した生活を始めたい方は、ぜひこの機会に28日間のチャレンジを試してみてはいかがでしょうか。
——————————————————
栄養士・食育指導士・食の6次産業化プロデューサーlevel4
石原綾子
ヘルスケア分野での栄養指導、アグリビジネスのプロフェッショナル。
ミスワールド日本候補生に向けた講演会など、美や健康に特化した分野をフィールドに様々な活動を行なっている。
「食を通して心と身体を豊かにし、人と地域がつながる生き生きとした社会を実現する」を理念に掲げ2013年に、株式会社アイ・フィールドを設立、代表を務める。
各地域で野外レストランを開催する「DINING OUT」の食材TEAMや、ファッションブランドのプロジェクトに中心メンバーとして参画。
また、地域食材のPR、「健康」や「美容」に特化した商品開発プロデュース、ブランディング、コンセプト設計、食品衛生、販売促進プロモーション、研修企画運営等に携わっている。GRØNの商品開発では栄養面での監修を担当。消費者の健康に、より効果的に取り入れる方法を提案している。
——————————————————























































