ソバーキュリアスとは?睡眠の質を高める夜の新習慣 〜栄養士のColumn Vol.158
近年、欧米を中心に広がり、日本でも注目度が高まっている「ソバーキュリアス」というライフスタイルをご存知でしょうか。
ソバーキュリアスとは、お酒を飲めないわけではなく、あえて「飲まない」「控える」という選択をすることで、シラフの心地よさや健康的な生活を楽しむ考え方です。
かつては「とりあえずビール」「寝る前の一杯」が定番だった夜の過ごし方。
しかし今は、「翌朝のコンディションをいかに整えるか」という視点から、夜の習慣を見直す人が増えています。

なぜ“夜の飲酒”が体調に影響するのか
前回のコラムでは、春先の体調管理や花粉症について触れましたが、実は「夜の選択」はここにも深く関わっています。
▼前回のコラム
花粉症は食事で変わる?花粉症だけではない「ヒスタミン不耐症」の可能性〜栄養士のColumn Vol.157
お酒を飲むと、体内でアルコールを分解するプロセスが優先されます。
しかし、困ったことにアルコールは「ヒスタミン」を分解する酵素の働きを阻害してしまうという側面があるのです。
ヒスタミンはアレルギー反応を引き起こす物質として知られていますが、同時に覚醒や集中にも関わる重要な脳内物質です。
アルコールはこのヒスタミンの分解を妨げるため、以下のような不調につながる可能性があります。
• 睡眠の質の低下:脳が刺激され、眠りが浅くなる
• アレルギー症状の悪化:鼻水や目のかゆみが強く出やすい
• 慢性的な疲労感:肝臓がアルコール分解を優先し、回復機能が後回しになる
「リラックスのために飲んだのに、翌朝はだるい」そんな経験があるなら、体が別の選択を求めているサインかもしれません。

ソバーキュリアスな夜におすすめの過ごし方
アルコールに代わる“夜の習慣”は、今や豊富にあります。目的は「我慢」ではなく、「整えること」です。
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ハーブティー・ノンアルコールドリンク
香りによるリラックス効果で副交感神経を優位に。蒸留の技術を用いたノンアルコール・スピリッツは、晩酌のような“儀式”を楽しみながら、体への負担を軽減できます。
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温かいオーツミルク
自然な甘みと温かさが心を落ち着かせ、入眠前のリラックスタイムに最適。
食物繊維による腸内環境サポートも期待できます。
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植物性プロテインで夜の栄養補給
睡眠中の体は、修復と再生の時間。そのために欠かせないタンパク質を、消化にやさしい大豆やエンドウ豆由来の植物性で補うのは合理的な選択です。
冷えや寒さを感じる夜には体を内側から温める紅色の根菜をブレンドした「レッドヒート」。
心がざわつく1日の終わりにはリラックス効果の高い有機抹茶やモリンガ、桑の葉を使用した「抹茶オールスターズ」を取り入れてみましょう。

「よりよい夜」をつくるシンプルな考え方
大切なのは「禁酒」といった極端な制限ではなく、選択肢を持つこと。
• 平日はノンアルコールで体を整える
• 大切な日の前日は睡眠の質を優先する
• 週末はバランスよく楽しむ
このように、お酒を「我慢するもの」ではなく、「選べるもの」として捉えることで、無理なく習慣を変えることができます。
夜の選択は、翌日のパフォーマンスに直結します。
すっきりとした目覚めや安定したコンディション、そして何より、「自分に良い選択をした」という感覚が、日々の質を底上げしてくれます。
ソバーキュリアスは、我慢ではなく“自分を大切にする選択”。その一歩として、夜のドリンクを見直してみるのがおすすめです。

GRØNは、厳選された植物性原料を使用し、アレルギー特定原材料28品目不使用(※製品による)。
食物繊維やビタミン、ミネラルをバランスよく補給しながら、健やかな身体づくりをサポートします。
「今日はお酒にする?それとも、自分を整える一杯にする?」
その小さな選択が、明日の自分を変えていきます。
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栄養士・食育指導士・食の6次産業化プロデューサーlevel4
石原綾子
ヘルスケア分野での栄養指導、アグリビジネスのプロフェッショナル。
ミスワールド日本候補生に向けた講演会など、美や健康に特化した分野をフィールドに様々な活動を行なっている。
「食を通して心と身体を豊かにし、人と地域がつながる生き生きとした社会を実現する」を理念に掲げ2013年に、株式会社アイ・フィールドを設立、代表を務める。
各地域で野外レストランを開催する「DINING OUT」の食材TEAMや、ファッションブランドのプロジェクトに中心メンバーとして参画。
また、地域食材のPR、「健康」や「美容」に特化した商品開発プロデュース、ブランディング、コンセプト設計、食品衛生、販売促進プロモーション、研修企画運営等に携わっている。GRØNの商品開発では栄養面での監修を担当。消費者の健康に、より効果的に取り入れる方法を提案している。
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