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北海道・和寒を訪ねて(後編) 〜未来をつくる「かぼちゃの町」の「かぼちゃの種」〜

北海道・和寒を訪ねて(後編) 〜未来をつくる「かぼちゃの町」の「かぼちゃの種」〜

和寒は、かぼちゃの作付け面積が日本で一番の場所。
収穫も終盤を迎え、ハロウィンも近づくこの季節。
店先や個人宅、町役場に至るまで、和寒の町はかぼちゃで溢れていました。

そんな中で、今回のお目当のかぼちゃは
「ストライプペポ」という品種の一見変わったかぼちゃ。

「種を食べる」ことを目的として作るペポかぼちゃの一種で
日本ではまだまだ馴染みのないものです。

ナッツアレルギーの方でも安心して食べることが出来るのがこのパンプキンシード。
欧米諸国では栄養価の高い食材として、サラダに乗せたり日常の中でとりいれられているもの。
漢方医学でも幅広く利用されていて、低血圧の改善や回虫駆除に効果があると言われています。

タンパク質を構成する必須アミノ酸(BCAA)に加えて、これらの吸収を促進してくれる亜鉛や鉄分などのミネラル分も豊富。
リノール酸やビタミンEなどの肌のシミやシワを防ぐアンチエイジング効果、血行促進による冷え症対策、代謝を上げることによる美肌効果も期待できるなど、美容にもいいことでも広く知られています。
体に良い不飽和脂肪酸・オレイン酸も含まれているので、動脈硬化や高血圧、心疾患などの生活習慣病を予防するなど、健康面での作用も期待されています。

日本でペポかぼちゃを作っている場所は、和寒町を含むごくごくわずかの地域だけ。
そんな和寒町で作られているペポかぼちゃをを全て受け入れて、種の選別から乾燥・焙煎、袋詰めまで、すべてを人の手で行っている会社を訪れました。

今回で二度目の訪問。
和寒シーズさんという、若いご夫婦が切り盛りする会社です。

高齢化が進む和寒の町で、かぼちゃの栽培は重労働のため作る人が減ってしまっているのだとか。
お米や蕎麦、小麦など、比較的機械中心で作業を進められる穀物作りへと、シフトする農家さんが増えていることが原因と言われています。

かぼちゃと共に生きてきた和寒の町。
そのかぼちゃづくりを、何とか次の世代に繋げていけないかという思いで始めたのが、このパンプキンシード事業がスタートしたきっかけです。

その理由も、ペポかぼちゃを作る生産過程は、他のかぼちゃと比べて手間も少なくてシンプルだとのこと。
更に栄養成分が高く付加価値性もあるので、生産者の方達にしっかりと還元できる、持続的な商流が作れるのではないかと思ったそうです。

日本ではまだまだ知られていないパンプキンシード(かぼちゃの種)。
見様見真似ではじめた栽培から加工販売に至るまで、近所の方達の力を借りながら自身の足で進めてきた設立からの6年間。
まだまだ苦労は絶えない様ですが、その価値を分かってくれる人が少しづつ増えて来ているとのことでした。

今では、パンプキンシードの本場・ドイツの人が和寒町のパンプキンシードのことは、自国のものにはない独特の深みがあると、その質に驚くほどだと言います。

かぼちゃの町・和寒で見つけた、町の未来をつくるかぼちゃの種。
私たちもこの素材ともう少し向き合ってみようと思います。

>>前編へ
北海道・和寒を訪ねて 〜寒さを耐え抜くキャベツと北海道の人

>>GRØNを使ったハロウィンメニュー
秋のヘルシーなブランチメニュー・パンプキンパンケーキと小松菜のポタージュ

Photo by Jun Watanabe

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With plant-based protein powders and soups

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A clear path unfolds when you meet people and spend time in the remarkable green around them.

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