よもぎ 〜沖縄で育つ「ハーブの女王」フーチバーの産地を訪れる旅
「仙人草」や「万病薬」とも呼ばれている、日本全国で自生するよもぎ。
ハーブの女王とも呼ばれるよもぎは、沖縄で「フーチバー」と呼ばれています。
琉球の言葉で「フーチ」とは病、「バー」は葉という意味です。
本州ではヨモギはお餅やクッキーなど、和菓子やスイーツのアクセントとして使われることが多くなってしまいましたが
沖縄では昔も今も、炊き込みご飯やお雑炊、天ぷらなどの家庭料理で使われる野菜として、
体調が悪い時には、煎じて飲む身近な薬草として、とても親しみ深い「ぬちぐすい」の一つとして知られています。
>>ぬちぐすいについて
「ブルーゾーン」と、沖縄の「ぬちぐすい」
GRØNのプロテインブレンド -GREEN MONSTERに使われているよもぎは、沖縄の島野菜でもある「にしよもぎ・別称琉球よもぎ」です。
本州のものよりも苦みが少なく、葉が柔らかく生のままでも食べられます。
そんなにしよもぎ。
ひときわ多くの食物繊維が含まれていることも特徴です。
食物繊維には、コレステロールを抑制したり、腸内の善玉菌を増やすことでガンのリスクを低下させたり
お通じの改善、糖尿病予防など様々な効果も期待できます。
ビタミン類の他にも、カルシウム、カリウム、鉄分などのミネラルを含むにしよもぎ。
健康維持にぴったりな食材である一方で解毒作用、整腸作用、発がん防止など体調改善の効果も期待されているのだとか。
これには、第7の栄養素・フィトケミカルの一種でもある葉緑素「クロロフィル」が多く含まれていることが要因とされており、日本のみならず、世界が注目をする植物になりつつあります。
こちらが生産者の城田さん。
沖縄県糸満市にあるご自宅付近の畑でご夫婦で栽培されていて、生産の過程で農薬は一切使っていません。
「フーチバーが持つ独特な匂いと、本来の生命力の強さから他の植物も虫も寄せ付けない。だから農薬はほとんど要らないんだ」と嬉しそうにお話してくださいました。
明け方前の3時頃に畑に入り、暑くなる前に日の出とともに帰る。そんな生活をずっと続けているのだとか。
城田さんの好きな民謡曲『汗水節』の一節に『汗水を流して働いている人が心嬉しい事は、よその人は知るまい』っていう詞があって、日々畑に向かうときはこの心持ちでいらっしゃるとのこと。
ご夫婦で交わすケンカまじりの愛らしい会話。
いつでも座れるようにと作業中もお尻につけたバケツ。
肥料の袋で作った自家製の長靴。
表情や仕草。
一つ一つの合間にやんちゃさが見える城田さんと話をしていると
この歌が伝えようとしていることが少し理解出来た気になりました。
私たちも、こうして生まれ育ったフーチバーの魅力を一生懸命伝えていきたいと思います。
城田さん、ありがとうございました。
<材料が使われているGRØNの製品>
プロテインブレンド グリーンモンスター 20g /320円(税別)
Photos by Moeko Sawada