COLUMN / RECIPE

09 / 20 / 2023

加齢にともなう体臭が気になり出したら 〜栄養士のColumn Vol.98

今年は暑い日が続きますね。
汗の臭いも気になりますが、年齢と共にご自身の体臭が変化したと感じる方も多いのではないでしょうか。
体臭は、皮膚表面や体内から発生する匂いのことを指します。
人間の体はさまざまな種類の微生物が生息しており、皮膚の表面で汗や皮脂といった物質と反応することによって、様々な匂いが生じます。
汗自体にはほとんど匂いは無いとされていますが、よく言われる嫌な汗の匂いは、皮膚表面に存在する細菌が汗と反応して、揮発性の化合物を生成することによって臭いが生じます。

特に皮脂に関して、加齢臭と言われる臭いを発生させます。

加齢臭のメカニズム

加齢臭は、年齢を重ねることによって発生するとされる特有の体臭です。
個人差はありますが、一般的には中高年になると皮脂成分の変化などが影響し、若い年代の人に比べて異なる匂いが生じることがあります。
加齢臭については現在も研究が進んでおり、科学的な証拠は確立されていません。

しかし、加齢により脂の種類が変化して、皮脂の酸化が増加する過程で[2-ノネナール]という物質が生成され、特有の臭いを引き起こすとされています。
さらに皮膚脂質が太陽の光などを浴びて変化(酸化)し、その結果として[2-ノネナール]が生成され臭いを発することがあります。

加齢臭の原因となるこの[2-ノネナール]は、脂肪酸の一種で、特定の臭いを持つ有機化合物です。
この物質は、脂質酸化が進行すると発生します。
脂肪の酸化が進むことで、皮膚から感じられる特有のニオイを引き起こし、特に、皮脂の分泌が多い頭皮や顔、首、背中などから多く発生すると言われています。

加齢臭を防ぐためのポイント

そんな加齢臭を防ぐためのポイントをまとめてみました。

食事に意識を

食事が体内の代謝や皮脂の分泌に影響を与えることから、食事は体臭にも影響を与えます。

1.強い香りの食品は避ける
食品の中には強い香りを持つものがあり、その香りが皮膚や体液に反映されることがあります。
特ににんにくや玉ねぎなどの香りです。
また、食品に含まれる成分が体内で代謝される過程で、特有の臭いを引き起こすこともあります。

2.高脂質食を避ける
高脂質の食事は、皮脂の分泌を増加させ、これによって皮脂が酸化しやすくなり、加齢臭の原因である[2-ノネナール]が生成される可能性があります。

3.抗酸化作用のある食品を積極的に
抗酸化作用によって酸化を抑制し、体臭の発生を軽減することができます。
特に「アントシアニン」を多く含む食品「カシス」が加齢臭に対して、非常に有効であるという研究結果があるそうです。
アントシアニンはカシス以外にも、ブルーベリー、ラズベリー、ぶどう、紫芋、紫キャベツ等、植物に存在する天然の色素であり、赤紫や青紫などの色を持つ食品や植物に多く含まれています。
視力・視覚機能の改善や眼精疲労の予防、炎症抑制や免疫系をサポートする特徴もあります。
カシスを手軽に摂取したい時、サプリメントやエキスで補ってみましょう。

GRØNでは、アントシアニンの含有量が高いニュージーランド産の高品質なカシスを使用した【プロテインブレンド クリオロベリーズ】がありますのでチェックしてみてください!

4.腸内環境を整える
腸内環境と体臭の関連性は近年注目されており、腸内細菌が体臭に影響を与える可能性があると言われています。
腸内環境は、腸内の微生物群(腸内フローラ)の組成やバランスを指し、健康に重要な役割を果たしていますので、納豆や甘酒、キムチなど発酵食品を積極的に摂取しましょう。

5.水分摂取をこまめに
十分な水分摂取は、皮膚の健康に重要です。適切な水分摂取によって皮膚の保湿が促進され、乾燥を防ぐことができます。

6.食事のバランスを意識
バランスの取れた食事は、体内の代謝や健康をサポートするために重要です。適切な栄養を摂ることで、皮膚の状態も改善される可能性があります。

日常的な入浴と洗浄

1.毎日の入浴やシャワーを行い、皮膚の清潔さを保つ
あまりゴシゴシこすらないことがポイント。皮膚の脂を落としすぎると、加齢臭対策としては逆効果に。
皮膚の脂は皮膚を守るために分泌されています。
落としすぎてしまいますと逆に分泌量が増えてしまうことも。
肌の表面を清潔に保つことは、健康的な肌のターンオーバーを促進するだけでなく、不快な加齢臭や匂いの生成プロセスに直接対処が可能になります。

2.適切な洗浄剤を使用して皮脂や汚れを取り除く
pHバランスが適切なボディウォッシュなどで皮膚の表面から余分な皮脂、古い角質を取り除き、細菌が分解する物質を減らすことがポイントです。
特に、角質ケアをすることで、肌の保湿やバリア機能をサポートします。

3.適切な保湿
皮膚を過度に乾燥させないように保湿を行いましょう。
保湿クリームやローションを使用することで、皮膚の水分バランスを保つことができます。
乾燥した皮膚は、皮脂の分泌量が減少し皮膚表面のpHバランスが崩れることがあります。
これによって細菌が増殖しやすくなり、体臭の原因となります。
特にシャワーや入浴後にしっかりと保湿を行うことが大切です。

4.洗濯と衣類の管理
清潔な衣類を着用しましょう。
特に汗をかく季節や運動後は、汗を含んだ衣類を早く洗濯することが重要です。
通気性のある素材の服を選ぶことで、皮膚の通気性を高めることができます。

また、このほかにも、体内の代謝が促進される運動(ただし、すぐにシャワーを浴びる)や、長期的なストレスは体臭にも影響を与える可能性があるので、リラックスをするなどストレスケアも加齢臭予防対策のポイントになります。
加齢にともなう体臭にお悩みの方は、対策として日々の生活を見直されてはいかがでしょうか?

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栄養士・食育指導士・食の6次産業化プロデューサーlevel4
石原綾子

ヘルスケア分野での栄養指導、アグリビジネスのプロフェッショナル。
ミスワールド日本候補生に向けた講演会など、美や健康に特化した分野をフィールドに様々な活動を行なっている。

「食を通して心と身体を豊かにし、人と地域がつながる生き生きとした社会を実現する」を理念に掲げ2013年に、株式会社アイ・フィールドを設立、代表を務める。
各地域で野外レストランを開催する「DINING OUT」の食材TEAMや、ファッションブランドのプロジェクトに中心メンバーとして参画。
また、地域食材のPR、「健康」や「美容」に特化した商品開発プロデュース、ブランディング、コンセプト設計、食品衛生、販売促進プロモーション、研修企画運営等に携わっている。GRØNの商品開発では栄養面での監修を担当。消費者の健康に、より効果的に取り入れる方法を提案している。

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